skill-creator: Skill を作るための Skill
TL;DR
- Skill を作る手順そのものを Skill にしたものです。Anthropic の公開リポジトリに入っています。
- 空のテンプレートとの差は、テストと計測が手順に組み込まれている点です。
- チームの作業手順を Claude に覚えさせ、毎回同じ品質で出させたい人に効きます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | skill-creator |
| 置き場 | anthropics/skills の skills/skill-creator/ |
| 使える場所 | Claude Code、Claude.ai の有料プラン、Claude API(README の記載) |
| ライセンス | README は「このリポジトリの多くの Skill は Apache 2.0」としています |
| 調査した版 | b0cbd3d(2026-03-06 のコミット) |
| description(原文) | Create new skills, modify and improve existing skills, and measure skill performance. Use when users want to create a skill from scratch, edit, or optimize an existing skill, run evals to test a skill, benchmark skill performance with variance analysis, or optimize a skill's description for better triggering accuracy. |
| Star 数 | 未確認(本稿を書いた環境から確認できませんでした) |
何をする Skill か
description には「Skill をゼロから作る、既存の Skill を編集する、性能を測る」ときに使うと書かれています。起動すると、用途の聞き取りから SKILL.md の作成、テストの実行、結果の確認までを一続きで進めます。
面白いのは後半です。テストケースを evals/evals.json に置き、Skill を有効にした実行と無効にした実行を並行で走らせて突き合わせます。採点結果は benchmark.json にまとまり、付属スクリプトが比較用の画面を書き出します。「書いて終わり」ではなく「効いているか測る」までが手順に入っています。
最後に description 自体の最適化まで回します。Skill は description を手がかりに呼び出されるので、ここの精度が使われる頻度を決めるからです。
類似 Skill との違い
| 軸 | skill-creator | template | mcp-builder |
|---|---|---|---|
| 出力 | SKILL.md と評価一式 | 空の SKILL.md 一枚 | MCP サーバの実装 |
| 手順の範囲 | 聞き取りから計測まで | 雛形の提示のみ | 調査から評価まで |
| 向く場面 | 手順を繰り返し使わせたい | 構造だけ知りたい | 外部サービスに繋ぎたい |
同じリポジトリの template/ は、置き換え用の文言が入った SKILL.md が一枚あるだけです。構造を確かめるには十分で、迷いなく書ける人にはこちらの方が速いでしょう。
mcp-builder は作るものが違います。手順書ではなく、外部サービスに繋ぐサーバを作ります。「Claude に手順を覚えさせたい」なら skill-creator、「Claude を社内 API に繋ぎたい」なら mcp-builder です。
使ってみる
Claude Code なら 2 行で入ります。skill-creator は例示 Skill 側に入っています。
/plugin marketplace add anthropics/skills
/plugin install example-skills@anthropic-agent-skills
あとは「レビュー指摘のまとめ方を Skill にしたい」のように、作りたい手順を伝えれば起動します。以下は SKILL.md を読んで分かる範囲の説明で、筆者が実際に走らせて確かめたものではありません。手順どおりなら、まず用途と発動条件を聞かれ、テストケースの要否を確認されます。
向いている人 / 向かない人
| 向いている | 向かない |
|---|---|
| 同じ作業を繰り返し依頼している | 一度きりの作業を頼みたい |
| チームで出力の質を揃えたい | 自分ひとりで完結する |
| Skill が呼ばれたり呼ばれなかったりする | 手順が固まっていない |